ぼくたちのおとうさん

いつもぼくたちを大切に思ってくれている、ぼくたちのおとうさんを紹介します。

ぼくたちのおとうさん

私の生まれた時から父親がみつばちを飼育しており、小さい時からみつばちに関わってきました。 何度かチクリと刺されたこともあります。 約30年間、「みつばち」という生き物を通して、自然環境の大切さを感じてきました。

工業化社会による変化し続ける自然環境は、みつばちにとって、そして同様に生き物である人間にとって決してよいとはいえないでしょう。 その一方で健康食品が注目されてはいますが、今一度、私たちを取り巻く自然や環境について見直してみませんか。

【みつばち牧場オーナー】
河合養蜂園 河合 進

2000年
ガールスカウトの皆さんのみつばち見学

夏休み(平成12年)に、県下のガールスカウトの皆さんがみつばちの見学に来られました。 近寄ると蜂に刺されるのではないかと思いながらも、巣箱の中でキラキラと輝く蜜にとても興味を示されました。

見学風景
 見学風景

説明をするオーナー
 説明をするオーナー

私が子どもの頃には、あちこちで見かけたみつばちの巣箱も、今ではあまり見かけることはありません。 子どもたちにとっては、訪花するみつばちを身近に見かけることは少ないのではないでしょうか。 みつばちや自然の産物であるはちみつを通して、この近隣の自然の豊かさを少しでも感じ取り、そして、それを大切に思う気持ちを持ち続けてほしいと思います。

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1999年
地元の小学校でゲストティーチャーを務めるオーナー

兵庫県加東郡社町(現在の加東市)。 河合養蜂園のある、緑あふれる豊かな自然に包まれた地域です。 本年度(平成11年)、地元の小学校では「ふるさと学習」という総合学習が行われ、私がゲストティーチャーを務めさせていただきました。 「ふるさと学習」のテーマは「ふるさと再発見」。 6年生の児童たちが、郷土の自然、人、文化に視点を置き、自分との関わりの中で、環境、福祉などの現実的な課題をとらえ、これからの自分たちの生き方を見つめ直そうというものでした。

授業風景
 授業風景

ゲストティーチャーを務めるオーナー
 ゲストティーチャーを務めるオーナー

昔、この地域で盛んに行われていた炭焼き。 ほとんどの人々がやめてしまった今、「なぜ、最近になって炭焼きを始めたのか」ということを、環境問題を取り上げながら話をしました。 児童の皆さんは、それぞれが調べた内容を発表しながら、私の考えを素直な態度で聞いてくれました。

環境・自然に関わることは、人類のテーマであると共に、河合養蜂園のテーマでもあります。 地球上のすべての生物の生存に関係する大きな問題は、世界の経済・政治によって、おおかたは変化させられています。 しかし、先進国の中には、国家の課題としているところもあれば、ほとんど配慮の見られない国もあります。

これらのことは、地上に住む人間のおのおのが、子供の時からきちんと教えられると共に、大人が示していかなければならないと考えています。 地元の人の話から、身近な物を見て、興味を持って学習し、やがて自然や環境について自分で考え、判断する人間に育ってくれることを願っています。

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