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プロローグ | みつばちが暮らしやすい自然環境とは |
【1】 | “花の種類”と“はちみつの味” |
【2】 | 蜂の種類 |
【3】 | 越夏と越冬 |
【4】 | 敵との戦い |
【5】 | 花粉交配 |
【6】 | 自然のつりあい |
エピローグ | これから私たちに求められること |
【4】 敵との戦い |
地球上に住むほとんどすべての生物は、食うものと食われるものとの一連の関係である食物連鎖から成り立っており、人間もそのなかで生きています。
しかし、体が大きいものが必ずしも強いとは限りません。
生物のなかには、敵から身を守るための道具を備えているものも存在し、また、そうでないものにも何らかの手段で自己防衛能力を持っています。 身を守る手段としては、木の枝に擬似するナナフシや、危険を感じると丸くなって動かなくなってしまうダンゴムシなど、体全体でカモフラージュする昆虫をはじめ、ハチが持つ毒針のように、敵と戦うための武器を持つものもいます。 ミツバチにとって夏の終わりから秋にかけては、同じハチの仲間であるスズメバチが攻撃してくるいちばん危険な時期です。 肉食のスズメバチも自分たちの子孫のために餌集めに忙しい時期でもあるのです。 ミツバチは、自分たちの体の2倍以上もあるスズメバチに対し、集団で立ち向かいます。 (スズメバチ:「蜂の種類」参照) 蜂球(ほうきゅう)作戦 | 毒針攻撃 |
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