冬になると、毎年インフルエンザが流行する。自然に発生するウイルスの活躍 によるものか、人為的に手を加えられてたものかは不明。 およそ350万年前に地上に誕生した人類は、いろいろな事件に遭遇しながらも 今日に至っており、直接には目に見えない生命をも見る道具を作り出してきた。 小さいものから、大きいものまで、近いものから遠いものまでその気になれば、 かなりのものが見れるようになった。 しかし、解かったようで解からないことが多い、夢は形になり、形は壊れて、 夢になるようだ。ある生命は滅び去り、新たな生命が誕生する。 地球から25000光年離れた銀河系のほぼ中心に、太陽の1000万倍のエネル ギーを放つ巨星があり(米航空宇宙局=NASA)ピストル星と名づけられている。 太陽の1年間に放つエネルギーをわずか6秒で放出する。 100万〜300万年前に誕生したらしいとされており、今後100万〜300万年後に 超新星爆発を起こして一生を終わると予測されている。 太陽のような恒星は、消滅する際に大爆発する。元の大きさの数十倍に拡大 して爆発後中心部の核は崩壊し、冷えて細かくなり最後は燃えかすとなる。 地球の属する太陽系の太陽は、まだ大爆発に至る星の一生の半分の段階に あるといわれている。 一方、地球から7000光年離れた「わし星雲」で、約1光年のガス雲の柱群の 突端にいまや生まれようと光り輝く星が撮影されている(NASA)。 大宇宙ではこのように、星の生滅が繰り返されている。 私たちの住む地球のいかなる生命も寿命があり、生滅を繰り返しており先人 が言った。「万物は生滅流転する」そのものである。kawai (31/1/1999) |